第6回 中島勝祐創作賞は、常磐津東蔵氏の「宝船売り」に決定いたしました。
第6回(2017年)受賞作品
「宝船売り」
作曲者 常磐津東蔵
【受賞作品データ】
「宝船売り」(たからぶねうり)
作曲 常磐津東蔵
作詞 大川人士
作調 清水義矩
編成 常磐津浄瑠璃 3、三味線 3、囃子
時間 21分30秒
作曲年 1984年
初演 1985年(東横創作舞踊の会 花柳邦衛の委嘱により)
常磐津東蔵 プロフィール
1934年 | 東京都港区青山に生る。十歳頃より母、常磐津浜千嘉より手ほどきを受ける。 |
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1947年 | 十六代目家元、常磐津文字太夫に入門。 |
1951年 | 大阪在住の伯父、常磐津吾妻太夫の内弟子になる。 |
1952年 | 二代目常磐津文昭太夫襲名、翌年プロとしての初舞台。 |
1954年 | 三味線方に転向。歌舞伎・日本舞踊の地方・門弟育成業を軸とする。 |
1959年 | 邦楽邦舞研究会「ぐるうぷ34」を8人で結成。 |
1961年 | NHK邦楽技能者育成会卒業。 |
1964年 | NHK東京邦楽合奏団入団。同年TBSテレビドラマ有吉佐和子作「連舞」のテーマ音楽作曲、以後作曲活動。 |
1976年 | 三代目常磐津東蔵襲名。 |
1977年 | 第一回「常磐津東蔵作品発表会」開催、以後継続中。 |
1978年度 | 文化庁舞台芸術創作奨励特別賞受賞。 |
1980年度 | 文部省芸術祭優秀賞受賞。 |
1995年 | NPO法人きょういく応援団の立ち上げに参加。 |
1996年 | 重要無形文化財常磐津節総合認定。 |
同年より神奈川県教育委員会「高校音楽教師研修会」、「伝統音楽人材指導者育成ワークショップ」等のレクチャー講師、現在継続中。 | |
2003年、04年 | 伝統文化活性化国民協会「伝統文化こども教室」施行。「日本文化紹介事業団」を結成。 |
2005年 | 旭日双光章受章。 |
中国各地をはじめ、海外でもレクチャー・公演を多数行う。 作曲数127曲。個人の門弟育成数400余名。 常磐津協会事務局長、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会常任理事、常磐津保存会理事、NPO法人きょういく応援団理事、常磐津協会相談役を歴任。
≪中島勝祐創作賞≫
- 【目的】
- 故中島勝祐氏の遺志を継ぎ、邦楽の伝統を踏まえた創作の中から広く応募作品を求め、優れた成果を示す作品を顕彰する。
- 【募集対象】
- 邦楽器による創作曲(舞踊曲を含む)。応募作品は一人一曲とし、既発表の作品でもよい。
- 【提出物】
- 募集作品を録音した音源(テープ、またはCD)、歌詞。
- 【発表】
- 日本伝統文化振興財団賞を贈呈する時に併せて「中島勝祐創作賞」を発表し、贈呈する。
- 【賞金】
- 30万円、賞状。
- 【宣伝】
- 受賞曲と中島勝祐氏の曲を一緒に収録したCDを当財団で制作・発行し、広く一般に発売・頒布する。
- 【第6回審査委員】
(五十音順) - 加藤 繁治(日本の藝 主宰)
清元 紫葉(清元三味線方、中島勝祐創作賞第1回受賞者)
久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)
中島 久子(中島勝祐記念会 代表)
西崎 緑 (日本舞踊家)
中島勝祐記念会