第13回中島勝祐創作賞は、かぎろひの会の『創作曲「かぎろひ」』に決定しました。

中島勝祐創作賞 第13回(2024年)受賞作品

創作曲「かぎろひ」

作曲者:かぎろひの会 (杵屋五吉郎・杵屋巳三郎・田中傳一郎・福原寛)

【受賞作品データ】

作品名創作曲「かぎろひ」
作曲かぎろひの会
作詞かぎろひの会
編成三味線、唄、笛、小鼓
作曲年2022年
初演2023年

【受賞者プロフィール】

かぎろひの会 プロフィール

杵屋五吉郎 (長唄三味線方)

1964年 東京生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。三世杵屋五三郎(人間国宝 芸術院会員)に師事。令和二年、重要無形文化財総合認定を受ける。東京音楽大学非常勤講師。朝日カルチャーセンター講師。

杵屋巳三郎 (長唄唄方)

1967年 東京生まれ 東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。七世杵屋巳太郎(後の淨貢 人間国宝)に師事。令和四年五月大歌舞伎團菊祭にて巳津也を巳三郎に改める。令和五年、重要無形文化財総合認定を受ける。独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)養成科長唄講師。

田中傳一郎 (田中流囃子方)

1967年 東京生まれ 東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。四世望月朴清(人間国宝)に師事。平成27年、望月太三郎から祖父の名跡である田中傳一郎を襲名。平成三十年重要無形文化財総合認定を受ける。歌舞伎を主体に演奏している。

福原寛 (福原流笛方)

1967年 愛知生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科大学院修士課程終了。人間国宝四世宗家寶山左衛門(六代目福原百之助)師に師事。国立音楽大学非常勤講師。東京学芸大学非常勤講師。

2020年コロナ禍の中、その影響によって全ての芸能 文化芸術が活動停止に陥る中、その状況を打破すべく結成された。明けぬ夜は無いという想いから、夜明けの希望の光として「かぎろひの会」と命名する。旗揚げ公演を2020年10月に紀尾井小ホールにて開催(創作曲 「一調一管 弄月」発表)。2023年には第二回を国立小劇場にて開催した(創作曲 「かぎろひ」発表 )。古典長唄演奏に留まらず、新作邦楽の発表も積極的に行う。

2025年2月9日にはGINZA SIXの観世能楽堂にて第三回かぎろひの会を開催予定。

≪中島勝祐創作賞≫

【目的】
故中島勝祐氏の遺志を継ぎ、邦楽の伝統を踏まえた創作の中から広く応募作品を求め、優れた成果を示す作品を顕彰する。

【募集対象】
邦楽器による創作曲(舞踊曲を含む)。応募作品は一人一曲とし、既発表の作品でもよい。

【提出物】
募集作品を録音した音源(テープ、またはCD)、歌詞。

【賞金】
30万円、賞状。

【広報】
受賞曲と中島勝祐氏の曲を一緒に収録したCDを当財団で制作・発行し、広く一般に発売・頒布する。

【第13回審査委員】(五十音順)

加藤 繁治(日本の藝 主宰)
清元 紫葉(清元三味線方、中島勝祐創作賞第1回受賞者)
久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)
関森 順 (ビクターミュージックアーツ(株)著作権管理室長)
中島 久子(中島勝祐記念会 代表)
西崎 緑 (日本舞踊家)

以上

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中島勝祐創作賞受賞者

第13回

かぎろひの会

第12回

砂崎知子

第11回

東音越智義乃

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菊重 精峰

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野村 祐子

新内 多賀太夫

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鶴澤 津賀寿

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