
日本の伝統文化の魅力を世界に発信せんとする演奏家を支援する目的で本年1月より行って参りました《第一回伝統邦楽グローバル・チャレンジ》の公募は最終的に海外からも含め多数のご応募をいただきました。
このあと外部審査員を含む審査委員会での審査を経て、10月1日に受賞者の発表を行います。
まずはご応募いただいた方はもちろんのこと本取り組みにご関心をお寄せ下さいました全ての方に事務局より御礼申し上げます。
日本の伝統文化の魅力を世界に発信せんとする演奏家を支援する目的で本年1月より行って参りました《第一回伝統邦楽グローバル・チャレンジ》の公募は最終的に海外からも含め多数のご応募をいただきました。
このあと外部審査員を含む審査委員会での審査を経て、10月1日に受賞者の発表を行います。
まずはご応募いただいた方はもちろんのこと本取り組みにご関心をお寄せ下さいました全ての方に事務局より御礼申し上げます。
長唄三味線演奏家・作曲家として数多くの舞踊曲等を作曲し、三味線弾き語りによる独自の「創作上方浄るり」をはじめ、わが国の創作邦楽の発展に大きく寄与した故東音中島勝祐氏の功績を記念し、中島勝祐記念会の支援を得て2011年に創設され、今回第14回を迎えた本賞は次の通り決定しました。
賞金30万円と賞状の贈呈、受賞曲と中島勝祐作品を収録した記念CD(2025年10月発売予定)の制作が行われます。
受賞者 :由有(ゆう)
受賞作品:「一粒萬倍」
受賞作品についてはこちらのページをご覧ください。
https://jtcf.jp/nakajima/n14
当財団が権利を保有する伝統音楽・芸能分野のビデオ作品は、1980~90年代に制作され、長く教育現場で使用されるとともに各種賞を受賞するなど社会的に高い評価を得ましたが、1インチやD2といった旧式の磁気テープでマスター保管されており、機器の保守切れやテープの耐久性などの問題からいずれ再生ができなくなる危険性がありました。そこで、当財団では昨年より、主要なビデオ作品についてデジタルファイル化を進め、このほどその作業が完了しました。今後はデータベースの構築やインターネットを利用した映像の公開を計画しています。
主要ビデオ作品:
本事業は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受け実施されています。
本大全集は、宮城道雄生誕80周年の年に制作されたLPレコード『宮城道雄大全集』(1974年)、同『補遺篇』(1975年)、『愛蔵盤宮城道雄大全集』(1980年)を経て、生誕100周年にあたる1994年にCDにより発売されたもので、宮城作品を網羅的に収めた空前絶後の集大成です。
各曲は、箏歌もの、地歌もの、歌曲、童曲、小品、古典編曲、箏独奏曲、二重奏、三重奏、四重奏、五重奏、大合奏曲に分類され、資料音源として劇の伴奏、新民謡、映画音楽・主題歌のほか現存する最初期の録音(「尊しや」)、ビクター専属以前の初期の録音(「若水」「こすもす」「ひぐらし」)、宮城師自身の解説入りの曲(「手事」「ロバサン」「お正月ですから」「お宮とお寺」)、宮城道雄・中能島欣一合奏(「さしそう光(抜粋)」が収められています。
主要音楽配信サービスでのサブスクリプション(ストリーミング)配信のほか、当財団直営の〈じゃぽオンラインストア〉ではダウンロード販売もおこなっています。
北海道から沖縄まで全国各地の民謡を歌い、津軽三味線、細三味線、沖縄三線、太鼓等もこなす民謡マルチプレーヤーとして活躍しているおもだか秋子。更に舞踊歌謡にもその歌声で新しい風を吹き込み、自身3枚目となる歌謡曲シングル作品をリリース!
現代を生きる全ての人への応援歌「大空の虹」、青森県民謡「謙良節」を組み込んだ、新年を祝う御祝儀曲「初舞」のカップリング。唄ってよし、踊ってよしの2曲です。
作品情報はこちら→https://s.jtcf.jp/item.php?id=VZCG-10589
長唄三味線演奏家・作曲家、故東音中島勝祐氏の功績を記念し、清新な創作を顕彰する「中島勝祐創作賞」の第14回の募集を開始します。創作邦楽に意欲を持って取り組む皆さまからのご応募をお待ちしております。詳しくは「中島勝祐創作賞」のページをご覧ください。
第13回中島勝祐創作賞は、かぎろひの会の『創作曲「かぎろひ」』に決定しました。
中島勝祐創作賞 第13回(2024年)受賞作品
作曲者:かぎろひの会 (杵屋五吉郎・杵屋巳三郎・田中傳一郎・福原寛)
作品名 | 創作曲「かぎろひ」 |
作曲 | かぎろひの会 |
作詞 | かぎろひの会 |
編成 | 三味線、唄、笛、小鼓 |
作曲年 | 2022年 |
初演 | 2023年 |
杵屋五吉郎 (長唄三味線方)
1964年 東京生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。三世杵屋五三郎(人間国宝 芸術院会員)に師事。令和二年、重要無形文化財総合認定を受ける。東京音楽大学非常勤講師。朝日カルチャーセンター講師。
杵屋巳三郎 (長唄唄方)
1967年 東京生まれ 東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。七世杵屋巳太郎(後の淨貢 人間国宝)に師事。令和四年五月大歌舞伎團菊祭にて巳津也を巳三郎に改める。令和五年、重要無形文化財総合認定を受ける。独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)養成科長唄講師。
田中傳一郎 (田中流囃子方)
1967年 東京生まれ 東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。四世望月朴清(人間国宝)に師事。平成27年、望月太三郎から祖父の名跡である田中傳一郎を襲名。平成三十年重要無形文化財総合認定を受ける。歌舞伎を主体に演奏している。
福原寛 (福原流笛方)
1967年 愛知生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科大学院修士課程終了。人間国宝四世宗家寶山左衛門(六代目福原百之助)師に師事。国立音楽大学非常勤講師。東京学芸大学非常勤講師。
2020年コロナ禍の中、その影響によって全ての芸能 文化芸術が活動停止に陥る中、その状況を打破すべく結成された。明けぬ夜は無いという想いから、夜明けの希望の光として「かぎろひの会」と命名する。旗揚げ公演を2020年10月に紀尾井小ホールにて開催(創作曲 「一調一管 弄月」発表)。2023年には第二回を国立小劇場にて開催した(創作曲 「かぎろひ」発表 )。古典長唄演奏に留まらず、新作邦楽の発表も積極的に行う。
2025年2月9日にはGINZA SIXの観世能楽堂にて第三回かぎろひの会を開催予定。
【目的】
故中島勝祐氏の遺志を継ぎ、邦楽の伝統を踏まえた創作の中から広く応募作品を求め、優れた成果を示す作品を顕彰する。
【募集対象】
邦楽器による創作曲(舞踊曲を含む)。応募作品は一人一曲とし、既発表の作品でもよい。
【提出物】
募集作品を録音した音源(テープ、またはCD)、歌詞。
【賞金】
30万円、賞状。
【広報】
受賞曲と中島勝祐氏の曲を一緒に収録したCDを当財団で制作・発行し、広く一般に発売・頒布する。
【第13回審査委員】(五十音順)
加藤 繁治(日本の藝 主宰)
清元 紫葉(清元三味線方、中島勝祐創作賞第1回受賞者)
久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)
関森 順 (ビクターミュージックアーツ(株)著作権管理室長)
中島 久子(中島勝祐記念会 代表)
西崎 緑 (日本舞踊家)
以上
かつて長唄の人間国宝・杵屋佐登代のために新作された舞踊小曲集の中から、栄芝本人が舞踊家たちのために厳選した9曲を収録。賑やかに、小粋に、またしっとりと唄いあげる洗練された栄芝の唄声が、様々な地方の風情や豊かな情景、人間模様を彷彿とさせます。