第7回 中島勝祐創作賞は、鶴澤 津賀寿氏の「那須与一弓矢誉」に決定いたしました。
第7回(2018年)受賞作品
「那須与一弓矢誉」
作曲者 鶴澤 津賀寿
【受賞作品データ】
「那須与一弓矢誉」(なすのよいちゆみやのほまれ)
作曲 鶴澤津賀寿
作詞 村 尚也
編成 義太夫 浄瑠璃 3、三味線 3、囃子
時間 15分30秒
作曲年 2015年
初演 2015年(古典花舞台 第2回秋の饗宴 [国立劇場小劇場])
鶴澤津賀寿 プロフィール
1984年 | 竹本駒之助に入門。三味線を四代目野澤錦糸に師事。 |
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1986年 | 駒之助の義母鶴澤三生の幼名津賀寿を継ぎ、本牧亭にて初錘台。鶴澤重輝の預かり弟子となる。 |
1990年 | 国立劇場主催公演「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」出演。 |
1991年 | 同年度芸団協助成新人奨励賞受賞。花組芝居「怪誕身毒丸」出演。 |
1993年 | 花組芝居「天変斯止嵐后晴」、郡司かぶき「紗羅女急々の段」出演。 |
1995年 | 勉強会「ひこばえ」発足(2000年まで公演開催)。同年度第11回豊澤仙廣賞受賞。 |
1996年 | 国立劇場養成課竹本研修講師助手。第47回芸術選奨文部大臣賞新人賞受賞。 「駒之助の会」に出演(2007年の第10回まで全公演に出演)。 |
1997年 | 同年度第11回清栄会奨励賞受賞。 |
1999年 | 国立劇場主催公演「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」出演。 |
2000年 | 第4回日本伝統文化振興財団賞受賞。CD制作。 |
2001年 | 五世井上八千代襲名公演出演。 |
2009年 | 重要無形文化財「義太夫節」総合指定保持者認定。国立劇場養成課竹本研修講師。 |
2013年 | 義太夫協会理事に就任。KAAT竹本駒之助公演に出演(2018年の第10回まで全公演に出演)。 |
2016年 | 「津賀寿の会」を三越劇場にて開催。「源平布引滝」 CD化。 |
現在、女流義太夫演奏会のほか、国立劇場主催公演、紀尾井ホール主催公演、創作邦楽、J−POP、演劇など様々な音楽ジャンルの公演に出演。 NHK FM、 NHK TV等に重ねて出演している。
作曲作品に、八王子車人形「恋紡哀愁松」、真壁白井座「女夫菟玖波曙」、厚木下中座「怪童丸物語」、義太夫版「たぬき」、前進座「お登勢」、京都芸術センター「きりしとほろ上人伝」、日本舞踊協会「やじきた抄」、「新道成寺」、花組芝居「毛皮のマリー」「黒蜥蜴」等。
≪中島勝祐創作賞≫
- 【目的】
- 故中島勝祐氏の遺志を継ぎ、邦楽の伝統を踏まえた創作の中から広く応募作品を求め、優れた成果を示す作品を顕彰する。
- 【募集対象】
- 邦楽器による創作曲(舞踊曲を含む)。応募作品は一人一曲とし、既発表の作品でもよい。
- 【提出物】
- 募集作品を録音した音源(テープ、またはCD)、歌詞。
- 【発表】
- 日本伝統文化振興財団賞を贈呈する時に併せて「中島勝祐創作賞」を発表し、贈呈する。
- 【賞金】
- 30万円、賞状。
- 【広報】
- 受賞曲と中島勝祐氏の曲を一緒に収録したCDを当財団で制作・発行し、広く一般に発売・頒布する。
- 【第7回審査委員】
(五十音順) - 加藤 繁治(日本の藝 主宰)
清元 紫葉(清元三味線方、中島勝祐創作賞第1回受賞者)
久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)
中島 久子(中島勝祐記念会 代表)
西崎 緑 (日本舞踊家)
中島勝祐記念会